NO | TRACK NAME | TIME | WORDS | MUSIC | ARRANGE |
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1 | CHILDREN IN THE SUMMER | 5:16 | 糸井重里 | 矢野顕子 | 矢野顕子 |
2 | SHENANDOAH | 3:05 | TRADITIONAL | ||
3 | TIME IS | 6:12 | 矢野顕子・糸井重里・宮沢和史 | 矢野顕子 | |
4 | YOU'RE NOT HERE(IN NY) | 3:57 | 矢野顕子 | ||
5 | LIVING WITH YOU | 3:25 | 宮沢和史 | ||
6 | I AM A DOG | 4:49 | 矢野顕子 | ||
7 | あなたには言えない(CAN'T TELL YOU) | 3:26 | 宮沢和史・矢野顕子 | ||
8 | CALLING YOU | 4:33 | 矢野顕子 | ||
9 | 湖のふもとでまだ猫と暮らしている | 5:48 | |||
10 | LOVE IS | 6:08 |
さて、私コバシンが選んだ一枚は矢野顕子の「LOVE IS HERE」です。 1993年の作品で、録音はほとんど矢野顕子在住のNewYorkで行われております。私にとって特に影響を受けたアーティストは2人います。 一人はTKこと小室哲哉。そしてもう一人が矢野顕子です。一枚だけ選ぶとしたら、矢野顕子を選ぶ人はあまりいないと思い、 ここは私が選ぶべきであろうと決めました。 このアルバムは矢野顕子にとってEPICソニーに移籍して第3弾のものです。91年第1弾には拠点をNYに移し、 NYで創作、NYのミュージシャンと録音した力の入った作品が発表され、92年第2弾にはコンサート活動でしているような、 他人の曲をカバーし、ピアノのみの弾き語りを収録した作品が発表されました(いまやそのようなのが3枚でている)。 そして3年目第3弾はNYでのオリジナル2枚目。活動もなれてきたのか、 力の抜け具合がここちよい作品になっているのではないかと私は思います。 このアルバムにはトータルのコンセプトいいますか、「思い」がこめられていると感じます。それはタイトルにも入っている「LOVE」です。 「LOVE」を使うのは、つんくか矢野顕子といわれるくらい彼女は良く使いますが、このアルバムは特別です。 随所に「LOVE」がちりばめられています。 「あなたといっしょに生きていたい」というM-5 LIVING WITH YOU、 「この愛をだれにあげよう あなたにはあげない」というM-7 あなたには言えない(CAN'T TELL YOU)、 「声がみえるから でんわをしたよ 今あいたいから でんわにしたよ」M-8 CALLING YOU、 そしてM-10にはLOVE ISという曲まであります。 さらに「おしえてあげたいのに All I want to say is You're not,you're not here in NY」 なんてことを唄ったM-4 YOU'RE NOT HERE(IN NY) つまり「あなたはいない(NYに)」という曲であります。 実に「LOVE」に満ちております。しかしながら、「LOVE」についての作品ですが、とても寂しいさみしい「LOVE」の作品なのです。 そんな暗さが私にとって好きなところのひとつなのです。 そして、好きだと思うところのもうひとつはジャケット。そんな曲たちとは、相反するように、 ジャケットでは矢野顕子が派手なワンピースとでかいHATをかぶっています。冬のNYの町を笑ったり、 気取ったり、ふざけたり、時にはすましたりして、まるで何かがはじけて吹っ切れたように写っています。 ArtDirectionは立花ハジメ、Photographs桐島ローランドとクレジットされています。 その他参加ミュージシャン、アーティストもいろんな人がいますが、特にTHE BOOMの宮沢和史がよくが見られます。 ということで、もっと細かいことまで書きたいのですが、この辺で。ようするにトータル的な印象 (詩、曲、ジャケット)が好きなのでしょう。このアルバムの。 (以上、敬称略) 矢野顕子のほかの作品もよかったら、、、 http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/akikoyano/docs/ |