Yoshihisa編

RHYTHM RED/TMN
NO TRACK NAME TIME WORDS MUSIC ARRANGE
1 TIME TO COUNT DOWN 4:40 小室みつ子 小室哲哉 小室哲哉
2 69/99 4:53 坂元裕二
3 RHYTHM RED BEAT BLACK 6:4
4 GOOD MORNING YESTERDAY 6:15 小室みつ子
5 SECRET THYTHM 3:56 小室哲哉
6 WORLD'S END 5:32 坂元裕二
7 BURNIN' STREET 5:17 小室哲哉
8 REASONLESS 4:49 小室みつ子
9 TENDER IS THE NIGHT 5:47 坂元裕二 木根尚登
10 LOOKING AT YOU 5:07 小室みつ子
11 THE POINT OF LOVERS' NNIGHT 6:37 小室哲哉 小室哲哉


 ドラマーである僕が衝撃を受けたCDはTMNの「RHYTHM RED」です。

 高校2年の時にドラムを始め、ユニコーン、チャゲアス、プリンセスプリンセス等のコピーをしていた僕が このアルバムを聞いて衝撃を受けました。

「なんだ・・・TMかよ・・・。」と思う人、ちょっと待ってください。このアルバムはかなりテクニカルロックです。 洋楽風とでもいえるかもしれません。(ドラムに関して。他の楽器に関しても言えるかもしれません。)

「なんだ?このドラムは・・・!?」

わからない。わからないんです。今まで聞いたドラムとはまったく違うんです。とても「攻め」なドラムだと思いました。 クレジットを見てみるとやはり。「山木秀夫」です。彼は日本人ドラマーでもちょっと異質な感じのある ドラマーだと思います。「普通ならそうなるか?」と言うようなドラミングをします。この人のドラムをコピーする時、 止まってしまうことが良くあります。(B'zなど)とにかく意外性。これが山木秀夫のポイントです。

このアルバムは小室哲哉も「好きに叩いてください」と言っているので(RHYTHM REDのスコアより)やりたい放題です。 それがまたっかっこいい。圧倒的なスピード感。切れ味があります。

 有名な曲としては1,TIME TO COUNT DOWNですが、この曲は割とストレート。とても疾走感があります。

 ですが、この曲の僕的なハイライトは7.BURNIN' STREETです。山木さんによる手足の特有のコンビネーション、フレーズの複雑さが光っています。特に前奏から転調した部分(0:42〜)の手足のコンビネーションはすごい。
単に高速に16分でバスドラを踏むよりもたまに出てくる6連符(1:09〜)のバスドラがとてもいいアクセント&高速感を与えます。 そしてこの曲は中間から(2:08〜)3連符に変わります。この変化も当時としては驚きました。
そして4:10からのスネアのフレーズの最後の部分で「スタッタスッタン」(4:20)というのがなんかいい感じです。 スネアが2拍と4拍以外に入るときはフィルインとゴーストノートぐらいしかないと思っていた当時の僕はすごく勉強になりました。まあ、このフレーズもある種フィルインなんですが、 1曲通してこんな感じです。新鮮でした。
何度も言いますが、この曲の手足のコンビネーションは驚愕物です。しかもそれが曲と非常にマッチしています。この曲に関しては絶賛級です。

 その次に面白い曲としては7.GOOD MORNING YESTERDAYです。最初はきれいなバラードだなと言う印象ですが、バスドラの最初のワンフレーズ で?。そしてチャイナシンバルを使っているところで??。そして極めつけに普通のフレーズにバスドラ32分音符。この段階でもう普通の曲では ないことに確信が持てます。そしてその結果が中間部のバスドラドコドコ・・・・・・になるわけです。そして面白いのがその後またゆっくり したテンポに戻るのですが、その「何もなかったかのような」感じがとても面白いです。この曲は激しさと落ち着きが共存していてこのアルバムを象徴していると言っても過言ではないと思っています。

 その次は5.SECRET THYTHM。この曲に関してはインストの曲ですが、曲の初めから終わりまでリズムが半拍前に飛び出していることです。
これはびっくりしました。こんなふうに曲を作ってもいいんだなぁ。なんて純粋に感動したりしていました。

このアルバムにはまだまだたくさんいいところがあります。69/99の攻撃的なドラミングやLOOKING AT YOUの木根さんの透き通るような声などなど。
まだ聴いたことのない人は是非聞いてみて下さい。ドラマーは必聴です。

最後に
このアルバムからTM NETWORKからTMNになっています。この変更の意気込みがCDからよく聴けると思います。
僕もこのアルバムを聴いてからツーバスに挑戦し、見事に挫折してからワンバスに戻ることになります。